主な作品
藤森工務店について
弊社は、昭和の名工「数寄屋師 藤森明豊斎」(1911-1996)の遺志を引き継ぎ、株式会社 藤森工務店として今日に至っております。
遠州流、宗徧流のお家元の出入りとして数寄屋普請に携わり、また、各流派の茶室を数多く手掛けさせていただいております。その他、住宅、料亭、舞台をはじめ、海外でもその技術を生かしてまいりました。
一方、和の文化が見直される昨今、畳のある空間や数寄屋を現代の住環境に取り入れる取り組みがなされております。現代的なオフィスやマンションの一室にも、茶室やもてなしの空間としての和室を組み入れる機会が増えてまいりました。藤森工務店は、専属の大工や職人と共に培った伝統を踏まえながら、さまざまなニーズに適応した本物の良さを追究して行ければと考えております。
数寄屋建築の魅力は施主の意向を、素材や仕上げに細やかに反映させることのできるオーダーメードの世界です。また、環境意識の高まった国際社会において、さまざまな方法で改修可能な数寄屋建築は、維持可能性 — サスティナビリティーの非常に高い、日本が世界に誇れる建築といえます。
設計・施工の技術を次世代の担い手に引き継いでいくと共に、今後とも奥深く魅力ある数寄屋建築をより多くのお客様と共に造り続けて参りたいと願っております。