国営昭和記念公園「日本庭園」

1992-2004

国営の日本庭園として戦後最大の造営規模を誇り、その広さ約6ha。
庭園内配置された数寄屋の建物「歓楓亭」「清池軒」と「木橋」 を担当しました。
材料を吟味、伝統の技を駆使し、2年を超える工事期間を経て完成しました。

国家事業として、後世に残す「日本の遺産」になるべく、個人、商業建築とは違った使命を持ち、設計者の熱意、携わった職人一人々の手業の記録でもあります。
じっくり取り組めたことは職方全てに本来の仕事を再認識させることになりました。
繊細な数寄屋は維持管理にも手間を惜しまず、より多くの人々に使って頂くと同時に、良い保存状態を保ってゆければ幸いです。

「歓楓亭」は床面積77.31坪。 素材・納まり・仕上げを大変丁寧に検証して作られた。
あらゆる原寸図を書き、それぞれの材料の産地に赴き、生産の状況を見る機会にもなった。


国営昭和記念公園「日本庭園」

国営昭和記念公園「日本庭園」

国営昭和記念公園「日本庭園」

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