家具製作事例

オフィス内の応接室に「家具」の設計提案から製作までの依頼があった。
家具製作に当り、クライアントからの要望は以下でした。

①和風に合う本棚であること
②本棚の常識にとらわれないこと
③軽量な素材であること

以上、3つの要望を満たし、同時に依頼された「床の間」との調和も考慮した。
1つ目の要望には、伝統的技法である「とのこ仕上げ」を応用することで、違和感無く和風に溶け込ませた。
2つ目の要望には、グリットボックス(2尺×2尺)の組み合わせにより、可動、組み合わせの自由度を持たせ、リバーシブルに両面から使えることとした。
また、空間をセパレートする家具にもなっている。
最後の要望には、桐の無垢材を採用し、誰でも簡単に移動や設置が出来るようにした。

応接室に設置された本棚は、桐の柔らかい素材感が空間を満たし、来客者を優しく迎える演出にもなっている。