和舟

国営昭和記念公園内、日本庭園の池畔に浮かぶ和舟の製作を行った。
この日本庭園内の茶席「歓楓亭」は、建設時に当社で建てた茶席でもある為、その後のメンテナンスで、何度か足を運び携わらせて頂いている。
和舟の形は、剣先船で、琵琶湖の湖畔で製作を行った。いくら、敷押え、みざら、みよし等、日常の建築工事では、聞き慣れない言葉のやり取りをしながら仕事を進めた。琵琶湖から昭和記念公園内日本庭園まで運搬し、施主である国の担当者と進水式を厳粛に執り行った。和船の浮かぶ池畔を見ていると、この日本庭園の建設当時の色々な思いが偲ばれた。