豊島区立目白庭園

閑静な住宅街に800坪の日本庭園を造成。
天井は目透かしと棹縁を交互に使い障子の組子も大組、式台と畳を平に納め、門は、棟木なしの化粧天井、壁の見切りにハッカケを用いる意匠は、設計者の大関徹先生が近代数寄屋の先駆者吉田五十八のお弟子であることを物語っています。
何と基本モジュールは2.0m×1.0mと京間寸法を超えています。それゆえに、云われぬ苦労のあった現場でした。

大手デベロッパーがマンションを建てることに反対した当時の町会長はじめ自治会の熱い直訴で実現した目白庭園。
お茶、俳句、書道、能等々地域の日本文化の活動拠点として大いに利用されています。
目白界隈のお散歩のついでにお寄り下さい。


豊島区立目白庭園

豊島区立目白庭園

豊島区立目白庭園

豊島区立目白庭園