池の漏水が原因で床下の土砂が流されて空洞化を起こし建物が大変傷み、建物全体を1m持ち上げ(曳家)杭を打ち、更に地中梁を構築するという一年がかりの工事となった。茶室は木村清兵衛の作で大変手の込んだ造作が随所に見られる希有な作品(裏千家淡々斎寄贈)。このような改修は文化遺産を次の世代に残すという意味でも大変意義深い。